ハウスはできていたのに、甘やかして一緒に寝るようになったら、できなくなっちゃった。いざというときにのためにハウストレーニングをやり直したいけど、できるか不安。
今度子どもが生まれるから、安全のためにハウストレーニングをやろうと思ってるんだけど、成犬からでもできるのかな?
成犬になったワンちゃんにハウストレーニングをしようと考えたとき、うまくできるか不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
今まで許していたことをワンちゃんにやめさせる必要があるので、一筋縄ではいかないかもしれません。
しかし成犬に対して効果的なトレーニングを行えば、成犬でもハウストレーニングを成功させられますよ。
本記事では成犬でハウストレーニングするときの具体的な4つのステップやポイント、役立つアイテムの紹介、成果を維持するためのアドバイスを詳しく解説しています。
ハウストレーニング成功させて、お出かけの不安を解消したいとお考えの方は、ぜひご覧ください。
今回の記事でわかること
- ハウストレーニングは成犬でも成功できるのか
- 成犬のハウストレーニングを成功させる4つのステップとポイント
- ハウストレーニングに役立つアイテム
- ハウストレーニングの成果を維持するための注意点
ハウストレーニングは成犬でも成功できる?
ハウストレーニングは成犬の場合、今までの習慣が邪魔をして覚える時間は子犬よりもかかりますが、問題なく成功できます。
私たちも身についた習慣や考えを変えるには、かなりの時間が必要ですよね。
毎日毎日少しずつ行動していき、身につけていくのではないでしょうか。
成犬でのハウストレーニングも同じで、一歩一歩ゆっくりでも諦めずに進んでいけば大丈夫ですよ。
ただし犬の性格や今まで経験したことによって、覚える速さはそれぞれ違います。
落ち着きがない犬や臆病な犬、ハウスに悪い印象をすでに持ってしまっている場合は、覚えるまでに時間がかかるでしょう。
ワンちゃんの気持ちに寄り添いながら、ハウストレーニングにチャレンジしてくださいね。
成犬のハウストレーニングを成功させるための準備
成犬のハウストレーニングは、いきなり始めてもうまくいきません。
まずはしっかりと準備をしましょう。
準備するものは、次の2つです。
- 犬が安心できる居場所を用意する
- 指示の言葉やジェスチャー、状況による対処方法を決める
それぞれについて、詳しく解説します。
犬が安心できる居場所を用意する
そもそもハウストレーニングは、ワンちゃんに安心できるスペースを提供し、安心な場所だと教えることが目的です。
そのために準備として、どんな道具を使い、どこにハウスを設置するか決める必要があります。
ハウスの中ではワンちゃんが就寝・給水・排泄ができるスペースを確保し、最低限過ごせる環境を整えます。
使う道具は、次の4点です。
- ケージまたはサークル
- クレートとブランケット、またはペット用のベッド
- トイレシート、必要に応じてトイレトレー
- 給水の器
一般的にケージやサークルの中に、ワンちゃんの寝床となるクレートまたはペット用のベッドを置き、トイレとしてペットシートを敷きます。
ケージは広さを変えられませんが、サークルはジョイントで接続していくので広さを変えられます。
お部屋の広さや、どのくらいのスペースをワンちゃんに使うのかを考慮して、大きさやケージにするかサークルにするか決めてくださいね。
また最近は防音機能のあるケージもありますので、吠えやすいワンちゃんでしたら検討してみるのもいいでしょう。
ハウスを設置する場所は人があまり行き交うことなく静かで、ワンちゃんが落ち着けて、さらにワンちゃんと触れ合いやすい場所を選びます。
寝床としてはペット用のベッドよりも、クレートがおすすめです。
寝床をクレートにしておけば、車や電車に乗って移動するときにも使えるため、移動のストレスの軽減ができますよ。
クレートを使うなら中に敷く、ブランケットやタオルなども用意しましょう。
ワンちゃんがトイレシートを破いてしまう場合は、シートのいたずらを防ぐトイレトレーを用意するといいですね。
お水を飲むための器も忘れないでくださいね。
必要な物を揃えて、ワンちゃんにとって居心地のよい環境を整えてあげてくださいね。
指示の言葉やジェスチャー、状況による対処方法を決める
スムーズにワンちゃんがハウストレーニングを覚えられるように、指示の言葉やジェスチャー、状況による対処方法をトレーニングのルールとして決めておきましょう。
とくにご家族と一緒に住んでいるなら、ハウストレーニングの方針や方法を家族みんなで共有し、一貫性を持たせてくださいね。
人によって指示の出し方が違うと、ワンちゃんは混乱してしまいます。
ワンちゃんをハウスの中へ誘導するときの言葉は「ハウス」、ジェスチャーは「ハウスを指さす」など、あらかじめ決めておきましょう。
また状況によってどんな対応をするのかも、決めておく必要があります。
例えばハウス内にワンちゃんがいるときに出たくて吠える場合、対処は「目線を合わせず無視して、吠えることを止めたらハウスから出す」など、ご家族皆さんで決めておきましょう。
もし誰か一人でも「出たがっているから」と吠えているワンちゃんをハウスから出せば、トレーニングは失敗します。
ワンちゃんは「吠えれば出してもらえる」と学習し、要求吠えをするようになりますよ。
失敗の要因になりますので、指示や対処は一貫するよう気をつけてください。
状況による対処方法は、事前に決めることが難しいときもあるかもしれません。
起こったときに、その都度ご家族みんな話し合うといいですね。
ハウストレーニングを始める前に準備をしっかりしておくことで、トレーニングの成功率も上がりますよ。
成犬に最適なハウストレーニング4ステップ
成犬のハウストレーニングを効果的に進めるためには、段階的なアプローチが鍵となります。
今までのワンちゃんの習慣を変えるためには、一度に全てを完璧に教えようしないことです。
ワンちゃんのペースに合わせたステップを踏むことが非常に重要ですよ。
成犬に最適なハウストレーニングのステップを、4つに分けてご紹介していきますね。
- 犬にハウスを慣れさせる
- 犬がハウスにいる時間を少しずつ延ばす
- 犬と少しずつ距離をとる
- 犬に「ハウス」の指示を教える
具体的なステップを、ひとつずつ見ていきましょう。
ステップ1:犬をハウスに慣れてさせる
まずはハウスに対してポジティブな印象を、ワンちゃんに持ってもらう必要があります。
ワンちゃん自らハウスの中に入るようにするために、ごはんやおやつを使うのが有効です。
ハウスに慣れるまでは、ごはんやおやつはハウスの中でのみ与えるように徹底しましょう。
繰り返せば、ごはん皿やおやつを手にした瞬間、ワンちゃんはハウスの中に駆け込むようになりますよ。
注意点として、強引にワンちゃんをハウス内に入れないでくださいね。
ハウスは嫌な場所だと認識し、ハウスに入らなくなってしまいます。
ハウスに対してワンちゃんがネガティブな感情をいだくような行為は、絶対に控えましょう。
ワンちゃんが難なく自らハウスに入るようになったら、次のステップに移ります。
ステップ2: 犬がハウスにいる時間を少しずつ延ばす
次に、ワンちゃんがハウスに入っている時間を延ばしていきます。
ワンちゃんがハウス内に入ったら「スワレ」「マテ」「フセ」などをさせて、ハウス内に滞在させます。
初めのうちは、数秒で構いません。
ワンちゃんがケージ内にいられたら、「おいで」など声をかけて呼び寄せ、言葉で褒めてからご褒美におやつをあげます。
決めた時間内にワンちゃんがハウスの中にいられるようになったら、少しずつハウスにいる時間を増やしていきましょう。
ハウス内にいることにワンちゃんが慣れてきたら、距離をとる次のステップに進みましょう。
ステップ3: 犬と少しずつ距離をとる
ある程度ワンちゃんがハウスの中にいられるようになったら、ステップ2を行いつつ、ワンちゃんとの距離をとっていきます。
距離をとるには、2つのことを意識する必要があります。
- 精神的な距離
- 物理的な距離
精神的な距離がとれていないのに、物理的な距離をとろうとすると失敗するので、順番は守ってくださいね。
精神的な距離をとるトレーニング
まず初めは、精神的な距離をとるトレーニングをおこないます。
ワンちゃんと飼い主さんが行うことは、次のとおりです。
- ワンちゃん:ハウスの中で静かに過ごさせる
- 飼い主さん:同じ室内で本を読むなどして過ごす
飼い主さんの行動は読書ではなくても、手芸など室内で行えるものならなんでも構いません。
重要なのは、飼い主さんがワンちゃんに意識を向けないことです。
流れは次のとおりです。
- ワンちゃんをハウスに入れて、扉を閉める
- 飼い主さんは決めた時間中、ワンちゃん以外のことに集中する
- 時間になってもワンちゃんが静かにハウス内で過ごせたら、ハウスから出す
- 言葉で褒めてから、遊んだりおやつをあげたりする
- 暫くしてワンちゃんが落ち着いたら、再度ハウスに入れる
⑤まで行ったら①に戻り、繰り返していきます。
ワンちゃんがハウスで過ごす時間は、最初のうちはステップ2でできた時間より少し短めにしてください。
時間が同じか長いと、ワンちゃんがハウスを出たいと要求してくる可能性があります。
ポイントは要求してくる前にハウスから出して褒めることです。
ここでもワンちゃんがハウスで過ごす時間は、少しずつ延ばしていきます。
初めは1~2分、徐々に数十分と延ばしていきましょう。
飼い主さんの気を引こうとして、ワンちゃんがクンクン鳴くかもしれませんが無視してくださいね。
後で解説するアイテムを入れて、ワンちゃんも飼い主さんを意識しないで静かにハウス内で過ごせるようにしましょう。
物理的な距離をとるトレーニング
室内に飼い主さんがいてもワンちゃんがハウス内で過ごせるようになったら、今度は物理的な距離をとっていきます。
流れは次のとおりです。
- ワンちゃんをハウスに入れて、扉を閉める
- 飼い主さんは退室する
- 決めた時間になったら室内に戻る
- ワンちゃんが静かにしていられれば、ハウスから出して褒める
- ご褒美のおやつをあげたり遊んだりする
- 暫くしてワンちゃんが落ち着いたら、ハウスに再度入れる
⑥まで行ったら①に戻り、繰り返していきます。
このときも退室している時間は、初めは数秒、そのうち数分、数十分と、ワンちゃんの反応を見ながら、少しずつ延ばしていきます。
大切なのは「飼い主さんがいなくても大丈夫なんだ」と、ワンちゃんに感じさせることです。
部屋の出入りのときは静かに出かけ、戻ったときに大げさに喜ばないようにしましょう。
ワンちゃんは「飼い主さんが出入りするのは特別なことではない」と学んでくれますよ。
もし飼い主さんが室内に戻る前に、ワンちゃんが吠えたり落ち着かなくなったりした場合は、短い時間に戻して再チャレンジしてくださいね。
ワンちゃんと距離をとれるようになったら、今度は指示と行動をワンちゃんの頭の中に結び付けていきます。
ステップ4:犬に「ハウス」の指示を教える
最後に「ハウス」と指示を出したら、ワンちゃんがハウスに入るように教えていきます。
やり方は簡単で、次のことを繰り返すだけです。
おやつで誘導すると、教えやすいですよ。
タイミングを合わせて根気よく、指示を出し続けましょう。
声かけと一緒にジェスチャーも加えると、更に覚えやすくなりますよ。
ハウスを指さすのが、よく行われるジェスチャーですね。
声による指示とジェスチャーの両方をワンちゃんに教えておくと、例えば誰かと会話中や電話中のときにもジェスチャーで指示を出せて便利ですよ。
成犬のハウストレーニングの成功に役立つポイント
成犬に新しい習慣を教えるときは今までの習慣を変えさせるため、じっくり焦らず、ワンちゃんのペースに合わせることが大切です。
ここでは、ハウストレーニングをスムーズに進めるためのポイントをご紹介します。
- 最適なハウストレーニングのタイミングで行う
- 褒め方とご褒美の与え方
- ハウスをお仕置きの場所にしない
それぞれについて、詳しく解説しますね。
最適なハウストレーニングのタイミングで行う
成犬のハウストレーニングを成功するためには、適したタイミングで行うことです。
ごはんやおやつを使うので、食前や空腹のときが一番適しています。
ステップ3のような、ワンちゃんをハウスの中で過ごさせるトレーニングの場合は、お散歩の後が疲れて休みたくなるのでいいですね。
ハウストレーニングを始める前には、ワンちゃんの状態をよく観察して問題ないか確認してから行ってください。
ワンちゃんの体調が悪いときは、もちろんハウストレーニングは避けましょう。
また部屋の中を歩き回っているときや気になる場所を探しているときは、トイレのタイミングかもしれないので落ち着くまで待つことも大切です。
ワンちゃんのサインを見逃さず最適なタイミングで対応することで、ワンちゃんにとってもストレスが少なくハウストレーニングがスムーズに進みますよ。
ワンちゃんにも都合があるので、タイミングを合わせてあげましょう!
褒め方とご褒美の与え方
ハウストレーニングを行うときには、褒め方とご褒美の与え方をマスターして、ワンちゃんが楽しみながら学べるようにしましょう。
ポイントは、次の2つです。
- 望む行動をしたら即座に褒める
- 褒めてからご褒美のおやつなどを与える
褒めるときのタイミングが、非常に重要で難しいところです。
望む行動をした瞬間に褒めないと、ワンちゃんは「とった行動」と「褒められたこと」を頭の中で結び付けられません。
お客様の褒め方を見ていると、ワンちゃんが別の行動をしだしてから褒めている方が多く、褒めるタイミングとしては遅いです。
しかし褒めるタイミングを掴むには、やって身につけるしかありません。
諦めずにチャレンジし続けてくださいね。
またハウストレーニングで褒めるときのポイントは、ワンちゃんを意識しない時間と、ワンちゃんを褒めるときとのメリハリをしっかりつけることです。
差をはっきりさせることで、ワンちゃんは理解しやすくなりますよ。
褒める言葉と、ご褒美のおやつや遊びの順番も重要です。
必ず言葉で褒めてから、ご褒美のおやつや遊びを行いましょう。
逆にご褒美をあげてから褒めると、ワンちゃんはご褒美をもらうことが目的になってしまい、学んでほしいことが学べなくなります。
おやつを持っていないとやらなくなる原因ですので、注意してくださいね。
褒めるときとご褒美をあげるときのタイミングと順番は、トレーニングしながら感覚を掴んでくださいね。
ハウスをお仕置きの場所にしない
ハウスは、ワンちゃんがリラックスして過ごすためのスペースですので、絶対にお仕置きの場所にしないでください。
そもそもワンちゃんがしてほしくないことをしたときに、ハウスに入れて反省させるということは全く意味がないことです。
犬は行動した瞬間に褒めたり注意したりしないと、こちらの意図は伝わりません。
ときどき「反省した表情をするから」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、ワンちゃんが反省しているのではなく、そのときの飼い主さんの苛立ちや怒りを感じとっているだけです。
決してワンちゃんは、とった行動に対して反省しているわけではありません。
トレーニングは「嬉しい」「楽しい」「安心」などポジティブな印象を強化していくことが重要です。
成犬のハウストレーニングに役立つアイテム
ハウストレーニングをスムーズに進めるために、便利なアイテムを活用しましょう。
大まかに分類すると、次の2種類です。
- 犬がリラックスできるアイテム
- 犬が退屈しないおもちゃ
詳しく解説しますね。
犬がリラックスできるアイテム
ハウスの中でワンちゃんの不安を和らげるために、工夫してあげることも大切です
次のようなものがありますよ。
- 飼い主さんのにおいがついたものを用意する
- 音楽や環境音を流す
- リラックス効果のあるおやつを用意する
飼い主さんのにおいがついたタオルや古着を寝床に敷くと、安心感が増すのでおすすめです。
音楽や環境音を流しておくのも、不安を軽減する助けになります。
CDで販売されてますし、YouYubeにアップロードされていますので、探してみてください。
シッティングにご利用のお客様では、テレビやラジオをつけっぱなしにして出かけられる方もいらっしゃいますね。
またリラックス効果があると謳われているおやつや香り付きのスプレー、ストレスケア用のベッドなどもありますので活用してみるといいでしょう。
環境をなるべく普段飼い主さんがいる状態に近づけるといいですよ。
犬が退屈しないおもちゃ
ハウス内にワンちゃんがいる間、退屈しないようなおもちゃを用意するといいですね。
知育トイと呼ばれる、中におやつを入れて遊ばせるタイプのおもちゃが役立ちますよ。
ゴム製のコングやプラスチック製のボール、隠したおやつを前足を使ってスライドさせて見つけるおもちゃなど、さまざまなものがあります。
注意点としてハウス内に用意するおもちゃは、噛み壊して誤飲しないようなものにしてくださいね、
またペットボトルで作ってみるのもいいでしょう。
作り方は簡単で、ペットボトルにおやつが出るくらいの穴を数か所あけるだけです。
穴の数や大きさによって難易度を自由に変えられるので、ワンちゃんに合わせて作れますよ。
ワンちゃんに飽きさせない工夫も大切です。
成犬のハウストレーニング成果を維持するための注意点
ハウストレーニングを成功させた後も、成果を長く保つためには日々のケアや注意が必要です。
ちょっとした習慣や工夫を続けることで、ワンちゃんが安心して過ごせる環境を維持できますよ。
毎日の生活の中にトレーニングを組み入れる
ハウストレーニングで身につけた行動を強化させるために、毎日の生活の中にトレーニングを組み入れましょう。
例えば、次のような流れを作っておくことです。
- 朝起きたらワンちゃんのごはんは、ハウスの中で食べさせる
- 食後はハウスから出して、軽く遊ばせる
- 落ち着いたら、再びハウスに入れて出勤する
ハウストレーニングだけではなくトレーニングやしつけ全般にいえることで、改めてトレーニングの時間をつくって行おうとすると続かないものです。
生活の流れの一部にトレーニングを入れてしまえば続けやすく、ワンちゃんの覚えも早くなります。
習慣化することで、ワンちゃんも飼い主さんも無理なく続けられますよ。
環境の変化はなるべく小さくする
今までできていたことができなくなるタイミングとして、引っ越しや家族の増減など、環境の変化があったときに起こりやすいです。
やむを得ず環境の変化が起こるときは、極力変化が少ないように工夫してあげてくださいね。
例えばお引越しのときは、これを機に物を新しく新調しようと考える方もいるでしょう。
しかしお引越しで環境が変わる上に、身の回りの物も変わることでストレスを感じるワンちゃんもいます。
ストレスから今まで覚えたことができなくなることもありますので、それまで使っていたものを引き続き使用するようにしてくださいね。
人間と同じように環境に変化があると、ワンちゃんも不安になります。適切なケアをしてあげましょう
ハウストレーニングを成犬でも成功させて、ワンちゃんとの生活を楽しもう
今回の記事では成犬のハウストレーニングについて、ステップやポイント、継続するためのアドバイスをお伝えしました。
成犬から始めるハウストレーニングは、今までの習慣が身についているため、子犬のときに行うより時間がかかります。
根気よくトレーニングに向き合ってくださいね。
ハウストレーニングを始める前に準備することは、次の2つでしたね。
- 犬が安心できる居場所を用意する
- 指示の言葉やジェスチャー、状況による対処方法を決める
まずはワンちゃんが安心して生活できるスペースをどのようにするのか考えた上で、必要な物を揃えましょう。
指示の出し方や状況によって、どのように対応するのか決めておきます。
特にご家族でお住まいの場合は、みんなで一貫性をもって対応してくださいね。
成犬に最適なハウストレーニングの4ステップは、次の流れで行いましょう。
- 犬にハウスを慣れさせる
- 犬がハウスにいる時間を少しずつ延ばす
- 犬と少しずつ距離をとる
- 犬に「ハウス」の指示を教える
焦らずに一歩一歩少しずつトレーニングを進めていくことが肝心です。
成犬のハウストレーニングの成功に役立つポイントは、次の3つです。
- 最適なハウストレーニングのタイミングで行う
- 褒め方とご褒美の与え方
- ハウスをお仕置きの場所にしない
トレーニングはワンちゃんの状態を見て、タイミングのよいときに行いましょう。
褒めるときとご褒美をあげるときは、必ず先に褒めてからご褒美をあげてくださいね。
ワンちゃんがハウスに悪いイメージを持ってしまうと、ハウストレーニングは成功しません。
成犬のハウストレーニングに役立つアイテムは、次の2つあります。
- 犬がリラックスできるアイテム
- 犬が退屈しないおもちゃ
必要に応じて活用し、ハウストレーニングを成功させてくださいね。
成犬のハウストレーニング成果を維持するための注意点は、次の2点です。
- 毎日の生活の中にトレーニングを組み入れる
- 環境の変化はなるべく小さくする
毎日の生活の流れにトレーニングを入れることで、継続しやすくなり、ワンちゃんも覚えやすくなりますよ。
どうしても起こる環境変化には、ワンちゃんがストレスとならないように気をつけてあげてくださいね。
やんちゃな子や落ち着きのある子など、ワンちゃんによって覚えるまで時間がかかることもあります。
焦らず、根気強くハウストレーニングを行うことが、成功への近道です。
ハウストレーニングを通じて、お互いの信頼関係を深めつつ、ワンちゃんの行動をしっかりと導いてあげてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。