子犬をお迎えしたけど、よく鳴く子なんです。しつけはどうしたらいいの?
うちの子クンクン鳴いたり、キャンキャン言ったりするんだけど、なにを訴えているのかわからない。どんな対応をしたらいい?
子犬がずっと鳴き続けたり、鳴き声の意味がわからなかったりして、しつけにお困りの飼い主さんも多いのではないでしょうか?
人の赤ちゃんが泣いていろいろ訴えるように、子犬も鳴き声を変えてさまざまなことを訴えているんです。
鳴き声の意味としつけ方法を知れば、ワンちゃんの快適な生活を守れるだけでなく、飼い主さんとの信頼関係ももっと深められるんですよ。
こちらの記事では、子犬の鳴き声のしつけ方法や子犬が鳴く理由、ケース別の対処方法について徹底解説しています。
子犬の鳴き声の意味を理解したい、しつけ方法を知って子犬とよい関係を築きたいとお考えの飼い主さんは、ぜひ最後までご覧ください。
今回の記事で分かること
- 子犬が鳴く理由
- 子犬の鳴き声の意味
- 子犬の鳴き声のしつけが必要な理由
- ケース別に解説した子犬の鳴き声のしつけ対処法
- 子犬に鳴き声のしつけをするときの注意点
- しつけをしても鳴き声がやまない場合の対処法
子犬が鳴く理由とは?
可愛い子犬ですが、鳴く声にお悩みの飼い主さんも多くいらっしゃることでしょう。
なにを訴えて子犬が鳴いているのかが理解できれば、ワンちゃんとの向き合い方がわかってきますよ。
子犬とよい関係を築くためにも、まずは理解してあげてくださいね。
子犬が鳴く理由には、次の4つがあげられます。
- 退屈している
- 飼い主に甘えたい
- 不安を感じている
- 運動不足やストレスを感じている
それぞれの理由について、解説していきますね。
退屈している
一つ目の理由として、犬が退屈していることが考えられます。
特に元気が有り余っている子犬は、つまらなくて鳴くことがあります。
ワンちゃんが集中して楽しめるものを与えてあげるといいがでしょう。
また子犬用のオモチャを与えるのも、ワンちゃんにとっては楽しめるツールになりますよ。
子犬のオモチャは、月齢や体型に合ったものを表記をみて選びましょう。
遊びの一環として、簡単なしつけを始めてみるのも効果的です。
子犬の時期はいろんなことを学び吸収しやすいので、最適ですよ。
子犬の生活に、楽しみを与えてあげましょう。
飼い主に甘えたい
飼い主さんに甘えたい・構ってほしいということも、よくある理由の一つです。
子犬は特に、甘えたい盛りです。
飼い主さん自ら、子犬と積極的にコミュニケーションを図りましょう。
子犬のために時間を作ってあげてくださいね。
できる限り思い切り一緒に遊んであげると、子犬はとても喜びますよ。
不安を感じている
犬は元来、群れで暮らす生き物で、個々の差はあるものの、たいていは人と同じくひとりでいるのが苦手です。
特にお迎えして間もない子犬は母犬や兄弟犬たちと離れ、より一層の不安を感じていることでしょう。
寂しさや不安から鳴くのは当然のこと、と理解してあげてくださいね。
子犬が生活に慣れるまでは、なるべく子犬を一人ぼっちにせずに昼夜一緒に過ごせる環境を作るのが効果的ですよ。
運動不足やストレスを感じている
元気な子犬は、エネルギーがあり余っています。
運動不足やストレスを発散したくて、飼い主さんに訴えている可能性があります。
特に、寝る時間になっても動き回ったり鳴いたりしている場合は、運動不足の可能性が高いです。
子犬とおもいっきり遊んで、発散させてあげましょう。
子犬に必要な運動量は犬種や体格によって異なりますので、どのくらい遊ばせたらよいのかわからない方は、獣医やドックトレーナーなど専門家に相談しましょう。
子犬の鳴き声の違いについて
子犬を理解するには、鳴き声をよく聞くことです。
鳴き方の違いはもちろん、強弱やトーンなどを聞き分けられると、子犬の訴えたいことが理解できますよ。
代表的な子犬の鳴き声5つをご紹介します。
- 高い鳴き声の「ワンワン」
- 低い鳴き声の「ワンワン」
- 「グルグル」と低いうなり声
- 「クンクン」と鼻を鳴らす
- 「キャンキャン」と高い声
それぞれの鳴き声について、詳しく解説しますね。
高い鳴き声の「ワンワン」
喜びや嬉しい気持ちのとき、子犬は高いトーンで「ワンワン」と鳴いて表現します。
ワンちゃんの全身に目を向けると、尻尾はゆらゆらとゆっくり振り、目も輝かせ、全身で嬉しさを表していませんか。
また尻尾の振り方が激しいときは、特に興奮してテンションが上がっています。
楽しそうなワンちゃんを見てると嬉しくなり、つい一緒にテンションが上がってしまいがちです。
感情は伝染するもので飼い主さんのテンションが上がると、ワンちゃんのテンションはさらに上がります。
しかし興奮させ過ぎると吠え癖がつきやすいので、特に興奮しやすい子犬の場合、飼い主さんは冷静さを忘れないでくださいね。
低い鳴き声の「ワンワン」
不快なとき低い声で鳴きます。
警戒して身を守ろうとしているときや、嫌いなブラッシングや爪切りなどをやめてほしいときなどに発せられる鳴き声です。
縄張り意識が強い子犬・所有欲が強い子犬・臆病な子犬が鳴きやすいですね。
接し方を間違えると、次に紹介する唸り声をあげたり噛みついたりとエスカレートする傾向があります。
警戒して鳴いているなら、ケース別対処法の【ケース③】興奮して鳴いている場合の中で解説してる方法を行うとよいでしょう。
においを嗅がせて警戒する必要がないと理解させたり、ワンちゃんの視界を遮ることで落ち着かせたりしましょう。
食事中に近づいたときや、おもちゃを取るときに鳴く場合は、「離せ」を教えて所有欲を強めないしつけをおすすめします。
「離せ」のしつけ方法は、以下のページをご参照ください。
「グルグル」と低い唸り声
先ほどの低い鳴き声の「ワンワン」から、さらに不快感が強まったときの鳴き声です。
「グルグル」と唸っている場合、ほかの犬や人に対して攻撃に出る一歩手前の心情で威嚇しています。
あまり刺激してしまうと子犬でも、攻撃的な行動にスイッチが入ってしまう可能性があるので刺激をしないように気をつけましょう。
どのような状況で、どのような対象物に対して唸っているのか、飼い主さんはよく見極める必要があります。
噛むようなら無理になんとかしようとしないで、ドックトレーナーなど専門家に相談することをおすすめします。
また引っ張りっこ遊びのときにも唸ることがあります。
子犬が興奮している状態ですので、遊びをやめてクールダウンしましょう。
「クンクン」と鼻を鳴らす
クンクンと鼻を鳴らす行為は、寂しさや甘えたい、構ってほしい気持ちを表しています。
特に甘えたい盛りの子犬は、飼い主さんに構ってほしくてよく鳴きます。
飼い主さんが退室して、ひとりになったときに「クンクン」と鳴きやすいですが、心を鬼にしてひとりに慣れてもらいましょう。
鳴いているからといって子犬のそばに戻ると、鳴き癖をつけてしまいますよ。
また病院などいつもと違う場所に行くと、不安感から鼻を鳴らす場合もあります。
定期的に通い、慣れさせてあげるといいですね。
「キャンキャン」と高い鳴き声
子犬が甲高く「キャンキャン」と鳴くときは、以下のようなときです。
- 差し迫った恐怖を感じている
- 痛みや怪我などがあり苦痛を訴えている
例えばお散歩中にほかの犬が怖くて「キャンキャン」と鳴いているときは、飼い主さんがワンちゃんの前に立ち守ってあげましょう。
ワンちゃんを背にして立つ仕草は、「安心していいよ。守ってあげるから。」というボディーランゲージになります。
身体に異常があって鳴いているなら、状況によっては病院へ連れて行ってくださいね。
子犬が飼い主さんに助けを求めていますので、しっかり寄り添ってあげましょう。
子犬に鳴き声のしつけが必要な理由
子犬が鳴くのには意味があるみたいだし仕方のないことだから、しつけはそこまで必要ないのでは?
いえいえ、しつけをしないと鳴き癖がつき、事あるごとに鳴くようになってしまいますよ。
来客中や電話中にワンちゃんが鳴き続けて、落ち着いて会話ができないなんてことになりかねません。
また犬の鳴き声は、近隣の犬の苦情トップ3に入ります。
ご近所付き合いに影響が出たり、裁判沙汰になり慰謝料を請求されたりすることもありますよ。
飼い主さんにとっては可愛いわが子の声にストレスを感じないかもしれませんが、人によっては耐えられない騒音となることを忘れないでくださいね。
鳴き声のしつけをすることで、次のメリットがあります。
- 無駄吠えが減り、本当に必要な訴えが分かるようになる
- しつけを通して社会性を身に付けられる
他の犬や他人にむやみに鳴かなくなり、ワンちゃんとの生活が楽しいものになりますよ。
飼い主さんとワンちゃんの為だけでなく、周りの人やほかの犬との関係を良好にするためにも、鳴き声へのしつけは必須です。
子犬の鳴き声を減らすためのしつけポイント
子犬の鳴き声を減らすためのしつけには、いくつかのポイントがあります。
怒鳴ったり押さえつけたりといった強引なしつけは、飼い主さんもワンちゃんもストレスになります。
ポイントを押さえて、上手にしつけましょう。
しつけのポイントは、こちらの3つです。
- 鳴くことに構わない
- 運動やコミュニケーションをしっかり取る
- 鳴き止んだらしっかり褒める
ひとつずつ解説していきますね。
鳴くことに構わない
子犬が鳴きだしたら応じるのではなく、「無視をする」という行動を取りましょう。
無視するなんて可愛そう、と感じる飼い主さんもいらっしゃると思います。
しかしワンちゃんのそばに常にいてあげられるわけではありませんし、ワンちゃんの要求に100%応えることは無理ですよね。
仕事や家事など飼い主さんには、しなければならないことがあるはずです。
また子犬が鳴くたびに、おやつを与えたりケージから出したりと要求に応えていると、子犬は鳴けば要求が通ると学習します。
鳴き癖がつきますし、我慢することを学べなくてストレスに弱いワンちゃんになってしまいますよ。
必要以上に応え過ぎないようにしましょう。
運動やコミュニケーションをしっかり取る
子犬は元気で、エネルギーが有り余っている子が多い傾向があります。
鳴きながウロウロと歩き回って落ち着きがないなら、エネルギーを発散したくて鳴いているのでしょう。
室内でおもちゃで遊んであげたり、外へ出かけられる場合は朝夕のお散歩だけではなく昼間も出かけたりするといいですね。
忙しくて、なかなか時間が取れない飼い主さんもいるでしょう。
一時的にお友達やペットシッターに、お散歩や遊び相手を頼むのもひとつの案です。
ただしワンちゃんは、飼い主さんとの時間を一番望んでいることを忘れないでくださいね。
鳴き止んだらしっかり褒める
他のしつけにも共通していることですが、子犬がしてほしいことをしたときには褒めることが大切です。
あなたも行動したことに対して褒められたら、認めてもらえたと相手に好感を持ちますよね。
子犬も褒められることで飼い主さんへの信頼がより増しますし、互いの信頼関係を築くのに褒めるという行為は重要なポイントです。
褒めるポイントは、行った行動の直後です。
数秒でも時間が経ってから褒めても、子犬は行動と褒められたことを結び付けられません。
褒めるタイミングも意識しましょう。
しつけがうまく進まないとつい焦ってしまいますが、ワンちゃんができたことを沢山褒めてあげてくださいね。
【ケース別】子犬の鳴き声のしつけ対処法
子犬の鳴き声で、問題になりやすいケースがあります。
よくあるケース3つを、ご紹介します。
- 【ケース①】夜泣きする場合
- 【ケース②】要求鳴きする場合
- 【ケース③】興奮して鳴いている場合
お伝えしたしつけの方法でもうまくいかない場合は、こちらの対処法を試してみてください。
【ケース①】夜泣きする場合
夜に寝ようと思ったら、子犬が鳴きだして困ってしまうことはありませんか?
子犬はエネルギーが有り余っているので、発散のため運動が必要とお伝えしました。
それでも足りない場合は、寝る前にもよく遊ばせて体を疲れさせましょう。
夜なので静かにさせなきゃ、と焦ってしまうところですが、むやみに静かにさせようとしても逆効果です。
眠くてつらいかもしれませんが、少し体を動かして一緒に遊んであげましょう。
不安感から夜泣きしてしまう子犬には、クレートやハウスなどで自分だけの空間を作ってあげると安心感を与えてあげられますよ。
クレートやハウスなど狭い空間はかわいそう、と考えていませんか?
犬は巣穴で生活してきた生き物なので、クレートやハウスはむしろ落ち着けるのでおすすめです。
クレートやハウスを使えば安心感を与えられ、さらに飼い主さんと程よく距離をとれるので分離不安も防げますよ。
クレートトレーニングの方法については、以下のページをご覧ください。
【ケース②】要求鳴きする場合
ワンちゃんを無視をしても鳴くのを止めなかったり、構うまで鳴き続けたりする場合もあるかと思います。
その場合は行動パターンを変えてみるという方法が効果的になります。
具体的には、生活リズムを少し変えてみましょう。
散歩の時間、ご飯の時間などは一定になりすぎていませんか?
行動パターンがいつもと同じだと、例えば「そろそろご飯の時間でしょ?」とワンちゃんが察して要求吠えをしやすくなります。
生活リズムを崩すもう一つのメリットは、「鳴くと飼い主さんが要求に応えてくれる」というワンちゃんの思考を崩せることです。
先回りして、おもちゃやおやつ等を催促される前に与えてみるものよいでしょう。
要求鳴きをする前に、ある程度欲求を満たしてあげるとワンちゃんの自制心を養えますよ。
【ケース③】興奮して鳴いている場合
何か一点を見つめて激しく鳴いているときは、興奮している可能性があります。
まずはワンちゃんを落ち着かせることを優先しましょう。
室内であればワンちゃんをハウスに入れ、タオルケットなどをかけて目隠しすると落ち着かせやすいです。
外出中の場合なら、飼い主さんがワンちゃんの前に立ち視界を遮ったり方向転換したりして、興奮する対象をワンちゃんの視界から外します。
ほかには、においを嗅がせることもおすすめです。
犬はにおいを嗅ぐことによって、敵意があるのかないのか、安全なものなのかなど情報収集して判断するためです。
対象が人なら一言声をかけて、においを嗅がせてもらったり、犬が対象なら相手の飼い主さんの了承を得て嗅がせてもらいましょう。
また「スワレ」や「マテ」などができれば、指示を出してワンちゃんの意識を飼い主さんに向けさせるのも有効ですよ。
もし興奮する対象がわかっているなら、先に飼い主さんが見つけて避けるという対応もよいですね。
なにより重要なことは、飼い主さんが落ち着いて対処することです。
飼い主さんが冷静に対応しないと、ワンちゃんは飼い主さんの慌てる様子にますます興奮するので気をつけてくださいね。
子犬に鳴き声のしつけをするときの注意点
しつけを頑張っているんだけれども、なかなか鳴くのを止めなくて心が折れそう…
真面目な飼い主さんほど、しつけに集中してしまいますよね。
少し力を抜いて、こちらの注意点を確認してみてください。
鳴き声のしつけで飼い主さんがいくら頑張っても、方法が間違っていたら大切なワンちゃんとの関係を上手く築くことは難しいです。
よくある鳴き声のしつけの注意点を、ご紹介していきますね。
大声で叱らない
興奮して鳴いている子犬に対しては、大声やきつく叱ってしまうと余計に興奮してしまいます。
臆病な子犬だと、怖がらせてしまうでしょう。
子犬が鳴き続けていると、飼い主さんも止めさせようとヒートアップしてしまうこともあると思います。
その場合は子犬から少し離れてクールダウンしてください。
飼い主さんがイライラしている状況では、良い結果に導けません。
大声で叱っても子犬には伝わらないばかりか、子犬との関係を悪くしてしまいますので冷静な態度で対応してくださいね。
欲求を制限しすぎない
こちらも真面目な飼い主さんに多いのですが、子犬を自立させようと必要以上に欲求を制限してしまうとまだ幼い子犬は我慢ができずに鳴いてしまいます。
まずは、遊びたい・食べたいなどの最低限の欲求はしっかり叶えてあげましょう。
過剰な要求に応える必要はありませんが、時々甘やかして子犬の気持ちを満たしてあげれば鳴くことも減っていきますよ。
子犬との接し方にメリハリをつけるとよいですね。
それでも鳴き声が止まない場合は?
ここまでいくら頑張っても鳴き声が止まらない場合は、しつけ以外のところに原因がある可能性も疑ってみましょう。
痛みや病気など、訴えたいことがある場合も考えられます。
飼い主さんの知らぬところで、精神的なトラウマがある場合もあります。
これぐらいのことで、と思わずに獣医などの専門家に一度異常がないか相談することも大切です。
他人に相談することで、今までと違う異常や視点に気付ける場合があります。気兼ねなく相談しましょう。
子犬の鳴き声を上手にしつけて飼い主さんも愛犬も快適な生活を!
こちらの記事では、子犬の鳴き声のしつけについてご紹介しました。
子犬が鳴く原因についてはこちらです。
- 退屈している
- 飼い主に甘えたい
- 不安を感じている
- 運動不足やストレスを感じている
犬が退屈している場合には集中して楽しめる何かを与えたり、オモチャだけでなく飼い主さん自らコミュニケーションの時間をつくったりしましょう。
また、子犬が生活に慣れるまではなるべく昼夜一緒に過ごせるとベストです。
子犬の鳴き声の意味と違いについては、こちらです。
- 高い鳴き声の「ワンワン」:嬉しい、嬉しい
- 低い鳴き声の「ワンワン」:警戒心がある、防衛している
- 「グルグル」と低い唸り声:威嚇をしている
- 「クンクン」と鼻を鳴らす:甘えたい、寂しい
- 「キャンキャン」と高い声:恐怖を感じている、傷みを感じている
犬の鳴き声はさまざまですが、高い声は喜びや興奮・低い声は警戒心や威嚇を表していることが多いですよ。
続いて、子犬の鳴き声のしつけの必要性についてお伝えしました。
子犬に社会性を身に付けさせること、外出時に他人や他の犬に危害を加えたりしないよう周りへの配慮の観点からもしつけは必須です。
子犬の鳴き声を減らすためのしつけ方法は、下記の通りです。
- 鳴くことに構わない
- 運動やコミュニケーションをしっかり取る
- 鳴き止んだらしっかり褒める
子犬が鳴いているからといって、すぐに応えないようにしましょう。
運動不足やコミュニケーション不足で鳴くこともありますので、遊んであげることも大切です。
鳴き止んだらしっかり褒めることで、子犬は鳴く必要がないことを学んでくれますよ。
鳴き声へのしつけのケース別の対処法は、下記の通りです。
- 夜泣きする場合:就寝前によく遊ばせる、体を疲れさせる。クレートやハウスを用意してあげる。
- 要求鳴きする場合:構わず無視をする。生活リズムをいつもとずらして体内時計に刻まれたルーティーンを崩す。
- 興奮して鳴いている場合:冷静な態度で落ち着かせる。
それぞれに合わせて対応することで、子犬の鳴き声問題を減らせます。
子犬の鳴き声へのしつけの注意点はこちらです。
- 大声で叱らない
- 欲求を制限しすぎない
しつけのためについ厳しくしがちですが、少し愛犬と距離を取ってみたり、あえて甘やかしてあげることも時には有効です。
いろいろ試してみても改善されない場合は、痛みや病気などのトラブルや精神的なトラウマの可能性が考えられます。
迷わず獣医などの専門家に相談してくださいね。
子犬がなぜ鳴いているか理解し適切なしつけをすることで、ワンちゃんと飼い主さんとのコミュニケーションが今までよりも円滑になることでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。