
うちの子はちょっと歩いたら、すぐに帰りたがるんです。



家から離れたら、頑なに嫌なそぶりで訴えてきます。お散歩をやめてもいいのでしょうか?



飼い主さんと意気揚々とお散歩に出たと思ったら、ワンちゃんが帰りたがるなんて心配になりますよね。
ワンちゃんがお散歩に出てもすぐに帰る素振りを見せるのは、心理面の問題や身体的な理由などさまざまです。
理由を見極めて対処しないとワンちゃんとの信頼関係が崩れたり、ワンちゃんに無理をさせて体に問題が出たりするかもしれません。
この記事では、ワンちゃんが送ってくる「帰る!」サインを見分け、帰りたがる理由や対処方法について紹介します。
帰るアピールするワンちゃんにどのような対応をすればいいか悩んでいる飼い主さんは、ぜひ最後まで読んでみてください。
犬が帰りたいときのサイン


ワンちゃんの帰るサインとは、どのような仕草をするのでしょうか。
主によく見られるサインに、以下の3つがあります。
- 座り込む
- 踏ん張る
- 引き返そうとする
理由は同じでもワンちゃんによって、見せるサインは異なります。
中には横になって、歩くことを断固拒否する犬の動画などを見かけた方もいるのではないでしょうか。
帰りたいサインに潜む理由には、以下のようなことが考えられます。
- 進む道に嫌な思い出がある
- 気分がのらない
- 体調不良
- 疲れ
- そもそもお散歩が嫌い
理由によってお散歩を続けた方がよいのか、中断した方がよいのか見えてきますね。
体調不良や疲れているなら、無理をさせない方がよいでしょう。
また恐怖心があって帰りたがる場合は、お散歩を続けるかどうか以前に恐怖心を和らげるなど、他の対処が必要になってきます。
ワンちゃんの気持ちに沿ってお散歩を切り上げてよいのか悩むときは、お散歩を行かないことで起こるリスクを考慮するとよいですよ。
状況とリスクを見比べて、どうしたらよいのか打開策を考えていきましょう。
次ではお散歩に行かないことで起こるリスクについて解説しますので、読み続けてくださいね。
犬がお散歩に行かないとどうなる?


犬が歩かないからといって、適切な距離を歩かずに帰ってきたり、お散歩自体に行かなくなったりすると、どのようなリスクがあるのでしょうか。
考えられるリスクをあげてみました。
運動不足
お散歩をしなくなると運動する機会が減るため、筋力が衰え、肥満体質になります。
また運動量が減ると血流やリンパの流れも滞りやすくなり、老廃物の排泄もされにくくなって体に悪影響が出てくるでしょう。
人間でも適度な運動を推奨されますが、犬も同じです。
運動不足によって、関節炎や呼吸器疾患、糖尿など、病気になる確率が高くなりますよ。
ストレスがたまる
屋内の限られた空間で過ごしていると、犬の優れている嗅覚や聴覚など本能への刺激が減ってしまいます。
結果的にストレスをためることになり、脱毛症などの皮膚疾患や吠えたり噛みついたりするなど問題行動の原因になりやすいです。
ワンちゃんの心の健康を守るためにも、適度な刺激が必要ですよ。
社会性の欠如
お散歩へ出かけないことで家族以外の人や他の犬と交流、自宅付近の環境を知る経験がなくなり、社会性が乏しくなります。
トリミングサロンや動物病院に行くことも、過剰なストレスに感じるようになるかもしれません。
犬は社会性を持つ動物ですから、社会とのつながりが減ると無気力になる犬もいるので気をつけてくださいね。
犬がお散歩からすぐに帰りたがる理由と対処法


犬がお散歩に出たのにすぐに帰る仕草をみせる場合、いろいろな理由が含まれます。
犬の仕草やこれまでの生活環境を念頭に置きつつ、帰りたがる理由を探り対処方法を見つけましょう。
社会化期の経験不足
その子の性格にもよりますが、生後3か月くらいまでは好奇心旺盛な傾向があり、この頃に屋外のさまざまな音や家族以外の人などに触れる機会を多くとることで社会性が身につきます。
よく言われる「社会化期」が、この時期にあたります。
社会化期に社会経験が少ないと、怯えなくてもよいことに過剰に怯えたり、不安を感じやすくなったりする傾向があります。
もし社会化期に十分な経験をワンちゃんにさせてあげなかったのなら、自宅の庭や玄関前などで屋外の雰囲気に慣れるところから少しずつ経験させてあげましょう。
お散歩コースに恐怖がある・トラウマ
お散歩中に他の犬に攻撃された経験があったり、動物病院で痛い思いしたりすると、犬は嫌な経験した場所を避けようとします。
恐怖心やトラウマがある場合には、お散歩コースや時間帯の変更したり、お友達のワンちゃんに協力してもらったり、おやつを使ったりしてポジティブな印象にすり替えるとよいでしょう。
飼い主への甘え
過去に帰る仕草をしたら、飼い主さんが抱っこをしてくれたり、おやつをくれたりしたなど、犬にとって「得になった」経験があると、その対応を期待している可能性があります。
飼い主さんは、ワンちゃんが甘えているのかどうか見極めが必要です。
日頃から、「嫌がったら何かをしてあげる」のではなく、「指示に従ったらご褒美をあげる」という関係性構築を心がけましょう。
太っている・体力が落ちたから
肥満や加齢による筋力不足で歩くのがつらく感じるようになると、お散歩を嫌がるようになります。
しかし体は動かさないと衰える一方ですので、短い距離や短時間にして無理のない範囲でお散歩はさせてくださいね。
体調が悪い
もともとお散歩好きなワンちゃんが急に歩くのを嫌がる場合は、病気やけがの可能性があります。
無理にお散歩を続けずに、食欲や排便、お散歩前の状態など、いつもと違う様子がなかったか確認しましょう。
状況に応じて、動物病院の受診をおすすめします。
リードやハーネスが不快
初めてリードやハーネスを付けたときや、新調したものであった場合、違和感を感じて嫌がることがあります。
また、いつも使っていたものでも、体にあたる部分が劣化していたり、サイズが合わなくなっていることもあります。
ワンちゃんのサイズに合ったものを使用し、屋外に出る前に試着してからお散歩に出るとよいでしょう。
天候
犬腫やその個体によって暑さに弱い犬もいれば、寒さに弱い犬もいます。
また、体が雨に濡れるのを嫌がる犬も多いです。
天候によって帰りたがる犬はよくいます。
シッティングで台風のときに外でないと排泄しないワンちゃんを外へ連れ出そうとしたら、「こんな中を行くの……。」とばかりに出かけることをためらう子もいましたね。
またワンちゃんたちは地面に近いところを歩くため、夏場は照り返しの影響を強く受けます。
暑い時期は極力日陰を歩いたり、日が落ちてからお散歩に出かけたりしましょう。
お散歩の時間帯や天候に配慮し、悪天候のときは無理に連れ出さずに屋内でできる運動に切り替えてくださいね。
犬の状況や性格を考慮して帰るサインを出す犬の対処を考えましょう
今回は、ワンちゃんがお散歩で帰るサインと帰りたがる理由やその対処方法を解説しました。
ワンちゃんが帰るサインは、以下の通りです。
- 座り込む
- 踏ん張る
- 引き返そうとする
ワンちゃんが帰りたがっているときは、そのままお散歩を切り上げるしかない場合もありますが、何日も続くとリスクが伴う可能性があります。
その場合は以下のリスクを頭の片隅に置いて、どうしたらよいか判断してくださいね。
- 運動不足:筋力の衰え、肥満体質になる
- ストレス:脱毛症などの皮膚疾患や問題行動を起こしやすくなる
- 社会性欠如:家族以外とコミュニケーションが取れない
ワンちゃんがお散歩で帰りたがる理由はさまざまです。
まずはワンちゃんとコミュニケーションをとり、これまでの生活環境や性格から、帰りたがっている理由を見つけ、それに適した対処をしましょう。
帰りたがる理由 | 対処方法 |
---|---|
社会化期の経験不足 | 自宅庭や玄関前で屋外に慣れさせる |
お散歩コースに恐怖やトラウマがある | お散歩コースや時間帯を変えてみる |
飼い主への甘え | 日頃から「指示に従ったらご褒美」という関係性を構築する |
太っている・体力が落ちた | 短い距離や短時間で肉体的負担が少ないところからスタートする |
体調が悪い | 無理をさせず様子を見る おかしいと感じたら動物病院で診てもらう |
リードやハーネスが不快 | ワンちゃんに適したもの装着する お散歩に出る前に試着して慣れさせる |
天候 | 時間帯に配慮する 悪天候時は室内での運動に切り替える |
今回紹介した内容を参考に、ワンちゃんとのお散歩時間を楽しんでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。