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犬が散歩中に地面を舐める理由とは?リスクや対策についても解説

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お散歩中にワンちゃんが地面を舐めるのを見ると、どうして地面を舐めるのか、舐めて体に影響はないのか気になってしまいますよね。

地面を舐める理由は、体に問題があったり精神的な理由だったりなど、さまざまです。

ワンちゃんがお散歩中に地面を舐める行為には、なにかしらのサインの現れでもあります。

この記事では、ワンちゃんが地面を舐める理由や舐めるリスク、対策について解説しています。

すでにワンちゃんが地面を舐めるくせで困っている方はもちろん、今後地面を舐めることがあるのではと心配している方も、しっかりと理由や対策を知っておけば安心できますよ。

理由を探り適切な対策をとって、ワンちゃんとのお散歩をもっと楽しみましょう。

この記事でわかること

  • 犬がお散歩中に地面を舐める理由
  • 犬が地面を舐めることで起こるリスク
  • お散歩中に犬が地面を舐めるときの対策
目次

犬が散歩中に地面を舐める理由

読者様

うちの子が地面を舐めるのは何でなのかしら?

理由はさまざまとありますが、食べ物ではないアスファルトなどを舐めるのは、ワンちゃんの体に何かしらの異常が起こっている可能性も考えられます。

理由によって地面を舐めないようにする対策は異なるので、理由をしっかりと知っておくことが大切ですよ。

犬が地面を舐めてしまう理由として、次の4点が挙げられます。

犬が地面を舐める理由
  • 栄養不足になっている
  • 食べ物のにおいがする
  • ストレスがある
  • 飼い主さんの気を引きたい

地面を舐めてしまう理由を詳しく見ていきましょう。

栄養不足になっている

特にミネラルが不足していることで、犬は地面を舐めることがあります。

アスファルトには微量ながら、ミネラル類が含まれているからです。

実は犬に限らずオウムやゾウ、コアラなどはミネラル補給のために土を食べますし、人間も土を食べる習慣がある民族もいます。

都心に住む犬では土がある場所が少ないため、アスファルトを舐めてミネラル不足を補おうとしているようです。

食べ物のにおいがする

ゴミの収集場所や公園のベンチ付近の地面を舐めるのなら、食べ物のにおいが付いているから舐めていると考えられるでしょう。

燃えるゴミの日は生ゴミも捨てられますので、食べ物のにおいが地面に付くことがあります。

また公園のベンチ付近には人間の食べ残しや、他の犬がお散歩中にベンチで休憩したときに食べたおやつの食べ残しが落ちていることが多いです。

食べることが好きな犬に、よく見られますね。

ストレスがある

強いストレスを感じていたり、ストレスがたまっていたりすると、地面を舐める傾向があります。

ストレスは異常な行動を起こすきっかけになりやすいです。

食事に問題がない場合には、ストレスがたまっていないかチェックする必要がありますね。

犬のストレスサインは、程度によって異なります。

各ストレスの度合いごとに、起こるサインをご紹介しましょう。

ストレス度「低」のときのサイン
  • まばたき、視線を逸らす
  • 顔や身体を背ける
  • 身体をかく
  • あくびをする
  • 床や地面の匂いを嗅ぐ

など

ストレス度「中」のときのサイン
  • うなる、歯を見せるなどの攻撃的な行動
  • 噛みつく、噛みつくふりをする
  • 吠えたりパニックになったりする
  • 口を開けて激しく呼吸をする

など

ストレス度「大」のときのサイン
  • 食欲が低下する
  • 嘔吐や下痢をする
  • 動きが緩慢になる
  • 寝てばかりいる
  • 身体を必要以上に舐め、皮膚炎や脱毛が起こる
  • 尻尾を追いかける、異物を食べるなどの異常行動をする
  • 無気力になる

など

ワンちゃんがこのようなストレスサインを出していないか、観察してみてくださいね。

飼い主さんの気を引きたい

以前に地面を舐めたときに、飼い主さんが反応してくれたことが嬉しくて、舐めるのを続けてしまう場合もあります。

飼い主さんは注意したつもりでも、ワンちゃんは注意されたと思わずにポジティブに受け取ったと考えられます。

飼い主さんとコミュニケーションを取りたいための行動はかわいらしくもありますが、やはり地面を舐めるのはよいことではありません。

やめさせる対策が必要でしょう。

犬が散歩中に地面を舐めることで起こるリスク

地面を舐めると、どのようなリスクがあるのでしょうか。

起こるリスクには、次のようなものがあります。

地面を舐めることで起こるリスク
  • 有害な物質を摂取してしまう
  • 肝臓への影響

それぞれのリスクについて、お話していきますね。

有害な物質を摂取してしまう

アスファルトは石油から作られており、有害物質が多く含まれています

アスファルトそのものに含まれている化学物質だけでなく、車のタイヤから出る有害な物質や排ガスが表面に付着していることもあります。

中には発がん性の物質も含まれていますので、発がんリスクも上がるでしょう。

犬の身体にとって危険な物質が地面には大量に存在しますので、地面を舐めることで有害物質を摂取してしまうことになりますよ。

肝臓への影響

身体にとって有害なものを摂取すると、肝臓で有害物質の解毒が行われます

お散歩のたびに地面を頻繁に舐めていれば、有害物質がどんどん身体の中に入ってきてしまいます。

有害物質の解毒を過剰に繰り返すことで、肝臓は疲弊していきます。

地面を舐め続けることが、肝臓を弱らせてしまう原因になるかもしれません。

犬が散歩中に地面を舐めるときの対策

読者様

こんなリスクがあるなんて怖い!どうにかやめさせたいのだけれど……

中澤

地面を舐めないようにするには、理由に合わせた対策をすることが大切ですよ!

地面を舐めないようにする対策には、次のようなものがあります。

地面を舐めるときの対策
  • おやつやおもちゃで気を引く
  • 食事の内容を見直す
  • ストレスを発散させる
  • 地面を舐めさせないようにする

理由にあった対策ができるよう、一つずつ説明していきますね。

おやつやおもちゃで気を引く

ワンちゃんが地面を舐める前に少量のおやつを食べさせたり、お気に入りのおもちゃを見せたりして、地面に意識が向かないようにします。

この方法は、どの理由でも使えますよ。

すぐにおやつやおもちゃを取り出せるように、ポケットやポーチなどに忍ばせておくとよいでしょう。

食事の内容を見直す

ミネラル不足が理由で地面を舐めてしまうのなら、食事を見直しましょう。

手作り食を食べさせている場合、特に塩分は悪いものという印象を持っている方が多く、不足気味になりやすいです。

人間で塩分の摂り過ぎは、高血圧などの原因になると言われていることが影響していると思われます。

しかし塩分は微量ながらも必要な栄養素なので、摂らなさ過ぎすのも身体に悪影響を与えます。

その場合は食事の塩分を少し増やしてみるとよいでしょう。

塩分に限らず鉄分など何かしらの栄養が不足しているなら、その栄養分を補うようにすると改善しますよ

なにが不足していて、どのように栄養分を補うとよいのかわからない方は、かかりつけの獣医さんに相談してくださいね。

ストレスを発散させる

ワンちゃんが地面を舐める理由がストレスの場合、発散させてあげることで改善します。

ストレス対策には、次のようなものがあります。

ストレスを発散させる方法
  • おもちゃなどで遊ぶ時間を増やす
  • 運動をさせる
  • スキンシップを増やす
  • 一人で安らげる空間を作る

ストレスの原因がわかって対処できそうな場合は、原因を取り除いてあげましょう。

原因が分からなかったり解決が難しかったりするときは、動物病院やドッグトレーナーに相談するのがおすすめです。

ストレスの根本的な原因を解決してあげることで、ワンちゃんが地面を舐める行為も減っていきますよ。

地面を舐めさせないようにする

食べ物のにおいがすることが理由の場合や飼い主さんの気を引きたくて行っている場合には、しつけで改善できることが多いです。

地面を舐めないようにする対策は、拾い食いをしないようにする方法と同じ方法でできます。

根気強く何回も回数をこなして、地面を舐めない習慣を身につけてあげてくださいね。

犬が地面を舐める理由を知って楽しくお散歩しよう

ワンちゃんがお散歩のたびに地面を舐めてしまうと、悪影響がでないか心配ですよね。

改善させるには地面をワンちゃんが舐める理由を理解し、適切な対処をすることが肝心です。

犬が地面を舐めてしまう理由として、次の4つがあります。

犬が地面を舐める理由
  • 栄養不足になっている
  • 食べ物のにおいがする
  • ストレスがある
  • 飼い主さんの気を引きたい

まずはワンちゃんが地面を舐める理由がなにか、よく観察して見極めてくださいね。

地面を舐め続けると、次のようなリスクがあります。

犬が地面を舐めることで起こるリスク
  • 有害な物質を摂取してしまう
  • 肝臓への影響

リスクを避けるためには、ワンちゃんが地面を舐めないようにする対策が必要です。

対策方法として、次の4点があります。

地面を舐めないようにする対策
  • おやつやおもちゃで気を引く
  • 食事の内容を見直す
  • ストレスを発散させる
  • 地面を舐めさせないようにする

「地面を舐めるのが癖だから……」と放置せずに、理由を理解して合った対策をしましょう。

改善しない場合は、迷わず専門家に相談してくださいね。

あなたとあなたのワンちゃんが、幸せに過ごすための参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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